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2006年6月 4日 (日)

【法律学の基礎】 学説の選択

学説の選択などについて、葉玉先生の記事「判例と通説」と関連して、Gakさんのブログに有益な指摘があったので、勝手にご紹介させて頂く。

Gakによる「若干のコメント」
http://meronpanss.exblog.jp/3636560/

時間が無いので、とりあえず紹介だけ。
後程、加筆する予定。


以下、加筆部分。

■Gakさんの記事
Gakさんの記事の中で、私が強く同意するのは、下記の部分である。

「ちなみに、答案の書きやすさで説を選ぶという指導は、最後の手段とすべきである。それを中心的な受験指導とするのは、法曹養成という観点からは、妥当ではないだろう」。

真面目に解釈学を勉強してきた方にとっては当然のことかもしれないが、一部の予備校の一部の間違った指導が幅をきかしている今日では、印象深い文章である。


■答案作成と普段の勉強(学説の選択)の関係
もちろん、実際に答案に書く場合のことを、全く念頭に置くなと言っている訳ではない。

京大の松岡先生が指摘されているように、情報のインプットの際にもアウトプットのことを意識すべきである。


京都大学松岡研究室
http://www.matsuoka.law.kyoto-u.ac.jp/SemiMaterials/how2ans.htm


つまり、少なくとも試験というレベルでは、

「知って書けぬは知らぬと同じ」


なのである。


従って、学説の選択の際に「答案の書きやすさ」を意識すること自体は重要である


■学説の選択とリーガル・マインド
しかし、書きやすさだけに目を奪われて、学説の内容の検討をせず、ただ闇雲に書きやすさだけで学説を選択するのは、まずい。
同様に、判例・通説だから、という理由だけで、盲目的にその学説を選択するのも、まずい。

何故ならば、それでは、法曹に最も重要な法的思考力(リーガル・マインドが養われないからである。

リーガル・マインドは多義的であるが、ここでは、「法的に説得力に富む論理を構築する能力」と定義しておく。

では、何故、「書きやすさ」や「判例・通説」に盲目的に従うと、リーガル・マインドが養われないのか?

その理由を次の投稿で述べたいと思う。

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