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2006年10月28日 (土)

【余談】 Interesting News : Oct 28, 2006

世界中のウェブカメラが夕焼けを追いかける「Eternal Sunset」 - GIGAZINE
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20061026_eternal_sunset/

岡口判事のボツネタ経由で知りました。

現在夕日を見ることができる時間帯の地域のウェブカメラの映像が順に表示されます。

なかなかロマンチックです。

 

Yahoo!ニュース - 毎日新聞 - <履修不足>「虚偽報告」 は284校に 文科省の調査速報
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061028-00000032-mai-soci

 

ふぉーりん・あとにーの憂鬱: 「必修」科目の幻想
http://www.ny47th.com/fallin_attorney/archives/2006/10/26-120910.php

 

asahi.com:「補習出ない」「学校ふざけるな」 履修漏れ、受験生ら
http://www.asahi.com/life/update/1028/007.html

ちなみに、朝日新聞の記事では次のような発言が紹介されていました。

 

 

帰宅後4時間は勉強しているという福岡県の県立田川の男子生徒は「世界史を必修にしていることに問題があるのではないか。   進学校には時間がなく、受験に必要ない科目はやるべきではない」と語った。

 

受験直前のこの時期に計画を狂わせられる受験生の不利益は理解できます。

ただ、その点は十分に理解できるのですが、この紹介された発言の内容には疑問を感じます。

 

確かに、試験に合格するという目的を達成するための「受験の効率」からすれば、 受験に必要の無い科目はやるべきではないという主張は理解できます。

 

しかし、そもそも、試験に合格することは目的ではないはずです。

合格して大学に入学し、大学で学ぶことが目的のはずです。

 

そして、世界史は大学での学びに多かれ少なかれ影響を与えるはずです。

世界史の影響を全く受けない学問はほとんど無いでしょう。特に文系の学部では。

 

 

また、歴史を学ぶことの目的は受験のため、暗記のためにある訳ではありません。

個人的には、歴史を学ぶということには3つの機能・効能があると考えています。

 

第1は、シニカルな見方かもしれませんが、記憶のトレーニングです。

進学しても就職しても、社会ではある一定の事項を記憶しなければならない場面があります。

例えば、営業職に就かれる方であれば、得意先の名前や個人情報を記憶しなければならない場面があるでしょう。

世界史などの科目はこの暗記のトレーニングにもなります。

 

 

第2は、現在のわが国が置かれた状況を理解し、 自己の生き様を決定するための知識を習得できるという効能です。

 

わが国に何故、在日韓国人、在日朝鮮人の方が多数おられるのか。

靖国問題で中国や韓国がわが国を批判するのは何故か。

アメリカの超大国主義にどのように対応すべきか。

そして、自分はこれらの問題などに対してどのような立場に立つのか。

 

世界史の授業は、これらの問題(別にこれらの問題に限られませんが) を考えるに際して必要となる知識を与えてくれます。

 

 

第3は、人間を理解するための知識を習得できるという効能です。

 

「愚者は体験から学び、賢者は歴史から学ぶ」。

 

この言葉はビスマルクのものだったと思いますが、歴史を学ぶということは自己の経験知を増加・深化させるという効能を有しています。

 

人は窮地に陥ったときどのような行動をとるのか。

栄華を極めた人間はどのように没落してくのか。

連綿と続く企業はどのように歴史の荒波をくぐり抜けて来たのか。

 

歴史を学ぶことによってこのような知識を取得することができます。

勿論、歴史知識の取得が経験知の増加・深化にダイレクトに結びつくわけではありません(十分条件ではありません)。

しかし、歴史知識の取得が経験知の増加・深化にかなり有効であることは間違いないでしょう。

 

従いまして、「進学校には時間がなく、受験に必要ない科目はやるべきではない」という考え方は、ややキツイ言い方をすれば、 目先のことしか頭に無い考え方でしょう。

 

古人曰く「急がば回れ」。

多くの学生にとって世界史を学ぶ余裕は高校時代しか無いと思います。

また、高校時代という多感な時期に歴史を学ぶ、ということにこそ意味はあると思うのですが……。

 

 

 

ところで、全くの余談ですが、今、私は、野口悠紀雄先生の『「超」英語法』(講談社、2006年)を読んでいます。

その中に印象深い文章がございましたので、ご紹介致します。

 

 

 

 

 

「数ヶ月前から、私は英語の勉強を再開した。   アメリカ留学から帰国後に集中的に勉強したとき(第7章の3) から、   ほぼ20年ぶりである」(10頁)  

 

 

 

 

「勉強するのに年齢の制限はない。   外国語の勉強はいつになっても可能であり、いつになっても楽しいことだ」(8頁)  

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