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2006年12月11日 (月)

【余談】 妙なクラシック入門?

私が愛読している大久保先生のフィールドノートに、次のような文章がございました。

 

 

「栄松堂と同じフロアーのレコード店で、オットー・ クレンペラー指揮、フィルハーモニア管弦楽団によるベートーベンの交響曲1番・7番のCD(東芝EMI)を購入。 本で充たされなかった購買欲を音楽で充たしたわけだが、『のだめカンタービレ』の影響があることは間違いない。オープニング・ テーマ曲の交響曲7番を、第1楽章(の一部)だけでなく、通しで聴いてみたくなったのだ」。

フィールドノート 2006年12月10日晴れ
http://blog.goo.ne.jp/ohkubo-takaji/d/20061211

 

 

 

大久保先生ではないですが、『のだめ』の効果はあちこちで生じているようですね。

 

私の住まいの近くにあるTSUTAYAでも、クラシックコーナーが拡充され、のだめとリンクした紹介がされています。

 

以前は閑散としたコーナーだったのですが(笑)。

のだめカンタービレ - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%AE%E3%81%A0%E3%82%81

 

 

 

私は、普通の方よりはクラシックを好んでいる方だと思いますが、如何せん素人ですし、ちゃんと(?)聴き始めたのは最近のことです。

 

しかも、このように聴き始めた原因は、音楽そのものではなく、「人」でした。

 

たしか、立花隆氏の書評だったと思いますがグレン・ グールドに関する記事をたまたま目にし、「何だ、この奇妙な人物は?」 と思ったのが事の始めです。

 

グレン・グールド - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89

 

YouTube - Gould plays Goldberg Variations Aria & var.1-7
http://www.youtube.com/watch?v=IJhs2tSoP5c&mode=related&search=

 

 

 

そして、グールドから始まり、 「帝王」カラヤン 「チャーミング」バーンスタイン 「振ると面食らう」フルトヴェングラー 「巨手」ラフマニノフ 「破壊者」ホロヴィッツ、ひいては、 「超絶技巧」パガニーニ、「ピアノの魔術師」 リスト 「天才」モーツァルトモーツァルトは元々好きでしたが)と、クラシックの世界の人々の、 その類稀なる才能と、奇妙な性癖にどんどん惹かれていったのです。

 

ホロヴィッツが爆音でショパンの『英雄』 を弾いている映像
http://www.youtube.com/watch?v=lGIR_9vWy4s
http://www.youtube.com/results?search_query=Horowitz+chopin+53&search=Search

 

エレーナ・クシュネローバが『英雄』を弾いている映像
YouTube - Chopin: Polonaise Op.53 (Heroic)

http://www.youtube.com/watch?v=qwqYnDxWd_c&mode=related&search=

 

YouTube - Karajan - Beethoven Symphony No. 9 : Part 1
http://www.youtube.com/watch?v=O2AEaQJuKDY

 

YouTube - Bernstein Candide Overture - Simon Rattle, BPO
http://www.youtube.com/watch?v=m-w-wCRzlm8

 

 

 

つまり、完全に音楽そっちのけでクラシックに興味を持った訳でして、 本格的なファンの方からすれば非難轟々かもしれません。

 

 

 

また、私は村上春樹氏の本が大好きなのですが、村上氏はクラシックを大変に好まれます。

そのため、小説やエッセイなど、あちこちにクラシックに関する記述が出てくるのですが、この方の文章には、 クラシックについて全くの無知の私でも、ついついクラシックを聴きたくなってしまうような魔力があります(村上さんの文章を読んでいると、ビールが飲みたくなったり、ウィスキーを飲みたくなったり、 クラシックを聴きたくなったりと、大変です(笑))。

 

 

このように、紆余曲折して(?)、現在、クラシック音楽を聴くようになった次第です。

 

 

そして、好きなCDは幾つかありますが、印象的だったのは、カルロス・ クライバーがウィーン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮したベートーベンの交響曲第5番いわゆる『運命』)です。

 

第5番は、日本で生活していれば、誰もがこれまでに1度は冒頭部分を聞いたことがある超有名曲ですが、いや、 こんなに美しい音楽とは知りませんでした。

 

冒頭部分しか聞いたことが無い方は、是非、1度、お聞きになられてはいかがでしょうか。

 

ちなみに、このCDには、冒頭の日記で大久保先生がお聞きになりたいと仰っている『のだめ』のオープニングテーマ:ベートーベンの交響曲第7番も収録されています。

 

 

ただ7番は、上記CDに収録されているものよりも、同じくクライバーの下記CDに収録されている別の演奏(ライブ録音)の方が評判が良いです。

 

尚、下記CDのうち、左が国内版、右が輸入版で、輸入版はSACD(スーパーオーディオCD)です。

但し、輸入版はハイブリッドCDでもあるので、通常のCDプレーヤーで――勿論、通常のCDの音質ですが――聞くことができます。

 

SACDとは 【Super Audio CD】 - 意味・ 解説 : IT用語辞典 e-Words
http://e-words.jp/w/SACD.html

Super Audio CDとは - はてなダイアリー
http://d.hatena.ne.jp/keyword/Super%20Audio%20CD

 

  

 

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